【ツーリングガイド・沖縄】バイクを眺めながらひと時を過ごしたい

愛車という特別な乗り物とスペシャルな体験を
海を眺めて走るだけでも十分満足感の高いツーリングになる沖縄でもおさえておきたい定番がある。それは〝ルートビア〞が飲めるA&W(通称エンダー)。以前観光で訪れた際にはアルコールだと思って飲まなかったので、今回は忘れずに飲みたかったのだ。「ビア」とか言ってまったく違う、ここだけの飲み物は沖縄に来たのなら体験すべき……!
この飲み物は、好き好きが分かれそうだが、クセになるのも理解できる。いったい何味なんだ(笑)? とまぁ、沖縄県民の「日常」のまねごとをした後は、本格的な腹ごしらえ。なんと「バイクに乗ったまま入店できるカフェ」があるというので行ってみた。
道路の奥まったところにある、見た目は雰囲気のあるガレージといった建物。バイクに乗ったまま慎重にスロットルを開けて中に入ると、レトロなクルマやバイク、小物がセンス良く並べられているオシャレ空間が広がっていた。カフェ前の広い空間に僕のトライアンフを停めると、なんとも馴染んで、いい感じである。
テラス席で外に停めてあるバイクを眺めて、みたいなお店はけっこうあるが、ソファの目の前で愛車を眺めながら、というか、愛車と同席して食べられるカフェはなかなかない。美味しい料理と沖縄を走る愛車、ライダーにとって最高の空間だった……。
RIDER’S GARAGE CAFE & DINER
「バイクを眺めながらほっと一息」。ライダーにとってこれほど至福のひと時はない。こちらのオシャレなカフェはガレージの中にカフェがあるレイアウトで、なんと「バイクに乗ったまま来店できる」というお店。その時点でライダーなら行くべきなのは分かるはず。アメリカンな食事や、ユーモアにあふれたメニュー表にも注目してほしい
DATA沖縄県宜野湾市普天間1-5-1
TEL098-943-8802
営業時間:11:00〜24:00
この後も米軍の戦闘機を眺めつつ(これも沖縄っぽい)、沖縄県民のライダーがよく走りに行くという定番スポットを巡る。南部の「ニライカナイ橋」。山の斜面から突き出すようにかかる橋なので、青い海に飛び込むような爽快感とともに走ることができる。短いながらも最高に沖縄な道だし、うるま市にある、本島と離島をつなぐ道「海中道路」も沖縄感たっぷり。
沖縄ツーリングの極意は、目的地は少なめに、あまり計画をせず、たくさん寄り道することだと思う。県全体が観光地なので、飲食店やお土産には困らないし、異国感のある建物や植物、青い海を見るだけで僕らは十分満足できる。
そんな場所を、「自分のバイク」で走れたら。「どこまでも行けそうな気がした、あの時の高揚感」とともに沖縄を走るのは、アナタのバイクライフに深く刻まれるイベントになること間違いなしだ!